口永良部島


2000年の新年は口永良部島で迎えました。良く沖永良部島と間違われるみたいですが、温泉は島全体で3箇所あり、その中のひとつ、寝待温泉の湯治棟は素泊まり1泊600円前後と格安で、4泊して来ました。この島は屋久島の西方12kmに位置し火山島です。人口は167人でとても静かな島です。昔はガジェツ(漢方薬の恵命我神散)と言う薬草の栽培が盛んでしたが近年は和牛の生産が主な産業です。徒歩で島一周を丸1日がかりでしたのですが屋久島の眺めや島内の山、海はなかなか美しい景色でした。観光客は少ないようですが釣り人はたくさん訪れるようです。屋久島も良いところですが時間があったら1泊くらい離島の風情を味わいに来るのも良いものです。ちなみに私の初めての来島は1995年で沖縄の帰りに屋久島とともに訪れ今回は2度目です。また、ユースホステル建設の準備が進んでいるようです。
西之湯温泉 寝待温泉
港から歩きで15分くらいで一番ちかいです。海側は囲いもなく景色が良く見えます。お風呂に入っていたら地元のおばちゃんに良く来たねと言われミカンをたくさん頂きました。 島はバスなどないのでここまで歩いて2時間かかります。ほんとうに鄙びた自炊の湯治場で泉質は硫黄泉で草津の湯のようです。
寝待立神 湯向温泉
前回来たときは夏でシュノーケリングをここでしたのですが海の中に温泉が湧きでいるところが何箇所かありました。晴れていれば硫黄島が見えます。 男女別の浴槽があるのはここだけで、現在は9世帯ある集落の共同浴場になっています。
口永良部島 硫黄島
緑の火山島ともよばれていますが、古岳(633m)には前回の来島の時、約2時間かけて登りました。山頂からの屋久島の眺めは絶景です。新岳は活動が活発でいまも水蒸気を上げています。 口永良部島から見ることができますが、その姿はいかにも絶海の孤島、火山島という雰囲気です。その昔、都から俊寛が島流しになっています。野生のクジャクが飛び交っていて温泉も有名です。いつかは行ってみたい島です。

ホームに戻る

inserted by FC2 system