新潟市の北方63kmにあり、ぽっかりと日本海に浮かぶ、周囲23kmの小さな島ですが大自然がたっぷりあります。
観光と漁業が主な産業で人口は400人あまりです。
5年前の9月下旬にキャンプで訪れていますが、今回は8月10日から13日までテント2泊、民宿1泊で折りたたみ式の
シーカヤックインフレータブルカヌー持参で行きました。
新潟の岩船港から高速船で一時間で粟島に着きます。岩船港では出航直前まったく偶然にも高校の同級生の家族に会ってお互いびっくり。
島の裏側にあたる釜谷地区にキャンプしましたが、二日目は雨だったので友人家族が泊まっている同じ釜谷の民宿にして海の幸いっぱいの
食事に感動しました。また朝は島の名物ワッパ煮も味わえました。もともと漁師の磯料理だった『ワッパ煮』は曲げワッパに焼いた
石を入れ魚を炊き上げるものでみそ味で野趣満点のたいへんおいしいものです。
はじめはカヌーで島一周する予定だったのですが天気が良くなく風や波もあったので結局、島半周になってしまったのが残念。
これは漠然たる夢ですが、岩船港から35数キロ離れた粟島までいつかカヌーで漕いでみたいと思っています。
島まではこのフェリー粟島(所要時間は一時間30分)と他に高速船があります。
お盆ということでファミリーキャンパーと海水浴客で大賑わいの港です。
リヤカーにキャンプ道具積んでいる家族でしたがその多さにびっくりしました。キャンプ場までは500m以
上あるでリヤカーはありがたいですね。右の馬の銅像の写真はキャンプ場手前にある公園です。昔この島に
は多くの野生馬がいたことから記念して建てられました。
私がキャンプしたのは島の裏側でこの道路を渡って少し下った所にあります。この荷物は約40kg
あって折り畳み式カヌーがかなりの重いです。
設備というものはあまりない素朴でとても景色がよい釜屋キャンプ場。
沢水かけ流しの炊事場で屋根もなくシンプルそのものですが冷たい水です。
隣には比較的設備の良いきれいなトイレがあるので快適です。(キャンプ無料)
キャンプサイトの海岸です。海でシュノーケリングなどしましたが透明度が高く15m近くありました。
キャンプの夕食はサザエの刺身とサザエごはん。自分で採った海の幸は最高の味でした。
釜谷港の夕日
島の名物「わっぱ煮」と朝食の風景。
シータイガーという名前のシーカヤックでとても安定性が良い機種ですが重いのが難点です。波には非常に
強く剛性も高いので粟島まで2人漕ぎなら来れると信じています。 写真は友人夫妻です。
島の展望台から釜谷の集落方面
一泊だけした民宿の魚ずくしの夕食
向かい風の中最終日に島半周ツーリング出発
冬の日本海の風雪に侵食されけわしい地形になった島の裏側の景色
フェリー乗り場のある内浦でシーカヤック終点です。風がなければ2時間くらいの
行程だったと思いますが風速5メートルほどの向かい風のため5時間かかりました。